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注文住宅はどうつくる?ハウスメーカーvs設計事務所vs工務店

その他住宅知識

この記事で調べたこと

憧れの注文住宅。雑誌やSNSを見ているとついつい夢が膨らみ、ワクワクしてきますが、理想の住宅を建てるためには設計や施工をお願いする”パートナー”をどう選ぶかがとても重要です。ひとくちに注文住宅といってもどんなパートナーと一緒に実現するのかによって住宅の雰囲気やそのプロセスは様々なようです。

この記事では主な選択肢となる「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」の特徴について調べ、まとめました。

が、その前にひとつだけ!

皆さんは自分の理想の家とはどんな家なのか、イメージできていますか?

情報収集を始める前に大事なこと

どんな会社が自分に合っているかは人によって千差万別です。私も注文住宅に関する様々なことを調べ、情報収集していますが、大事なのは自分の理想の家のイメージをしっかりもっておくことだと強く感じています。

なぜなら、理想のイメージがないと、調べた情報や学んだことが自分にとって重要なことなのか、そうじゃないのかがわからないからです。当然、どんなパートナーを選ぶのが自分に合っているのかもわかりません。

これが重要!自分の理想の家を把握する方法はコチラの記事

しっかりと自分の理想の家のイメージをもった上で、実際にどこに依頼するのが自分に合っているのかを考えてみるのがよさそうです。

注文住宅の設計・施工はどこにお願いする?選択肢は?何を依頼する?

注文住宅の設計・施工を依頼する先としては「ハウスメーカー」「工務店」「設計事務所」がよく知られています。

この記事では代表的な上記3つについてまとめていますが、セルフビルドやプレハブメーカーなど、他にも選択肢はあります。(記事を読んで興味が湧いた方は他の色々な選択肢も調べてみて下さい。)

これら代表的な3つの選択肢にはそれぞれ利点と欠点があります。あなたのニーズに最も合ったパートナーを見つけるために、それぞれの特徴を記載していきます。

ハウスメーカーについて

特徴

ハウスメーカーは、大規模な組織を持ち、全国的に事業を展開しています。大量生産によるコストメリットや、先進技術の積極的な導入が特徴です。例えば天井高さが2.7Mを超えていたり(割と構造的に大変だったりします)、断熱性能に優れていたり(全館空調やZEHなどをアピールしているところもありました)。この辺の技術的なチャレンジは集団で研究開発ができるハウスメーカーが一歩先を行っている印象をもちました。

また先進技術もそうですが、年間数百棟から数千棟超を建てるハウスメーカーでは、キッチンやトイレなどの住宅設備メーカーも格安な値段で商品を納入しています。そのため設備や材料などの価格が商品価格に転嫁されにくいという側面はあるかと思います。逆に自分が使いたい設備は選べなかったり、思いのほか高額になる可能性もあります。また、人件費や広告費など、他にも価格に影響を与える要素はあるので、工務店や設計事務所と比べて一概にハウスメーカーの住宅が安い、という訳でもありません。

そしてハウスメーカーは有名になればなるほど購入者の口コミや社会的な評価を大事にしています。それだけに、品質とアフターサービスを重要視しているところが多いようです(一般論ですが)。

メリット・デメリット

メリット

  – 先進技術を取り入れた家づくり

  – 大量生産によるコストパフォーマンス

  – 安定した品質とアフターサービス

デメリット

  – 設備やデザイン、間取りの自由度は限られたり高額となることがある

  – 個性的な家づくりが難しい場合がある

工務店について

特徴

工務店は、地域密着型で運営されることが多く、地元の気候や文化を理解した家づくりができるのが魅力です。また、お客様一人ひとりとの密接な関係構築に力を入れています。ハウスメーカーとは違い、強みやアピールポイントをひとつに絞って売りにしているところが多い印象です(断熱性能やデザイン、地産地消など)。

また小規模で運営しているところが多いので、一人ひとりのお客様を大切にする傾向がありそうです。

メリット・デメリット

メリット

  – 地域に根ざしたオーダーメードの家づくり

  – 細かな要望に柔軟に対応可能

  – 顔の見える関係で安心感がある

デメリット

  – 会社によっては技術力にばらつきがある

  – 大手ハウスメーカーに比べるとコストが高くなる場合がある

設計事務所について

特徴

設計事務所は、建築士やデザイナーが中心となり、完全オーダーメードの家づくりを行います。独自性と創造性に富んだデザインが可能で、しっかりと時間をかけて顧客の細かな要望に対応します。他では実現できないような個性的なデザイン、間取りが実現できる可能性があります。その分、個性的な提案が本当に自分に合っているのかどうかは見極めが必要です。良くも悪くも担当する設計士やデザイナーのやりたいこと、強みや特徴が滲み出てくるのも設計事務所の特徴です。自分の中でももらった提案に対してしっかり意見できるよう、知識を備え、準備をして進めていく必要があるでしょう。

(なお、設計事務所に設計をお願いした場合、施工は別の工務店などにお願いすることになります。)

メリット・デメリット

メリット

  – 高いデザイン性とオーダーメードの家づくり

  – 細部にわたる顧客の要望に対応

  – 独創的な家が実現可能(担当する設計士やデザイナーの特徴が出やすい)

デメリット

  – コストが高くなる傾向にある

  – 建築までの時間が長くなることがある

具体的な探し方

ハウスメーカーを探すには

住宅展示場へ:気になるハウスメーカーの実際の施工事例などを見たい場合は何といっても住宅展示場がおすすめ。展示場の規模にもよりますが、全国に支店を持つ大手から、地域に根ざした企業まで、色々なハウスメーカーの家を一度に見ることができます。

また、インターネットで「住宅展示場+<地域名>」で検索してみるのもいいでしょう。予約して訪れれば、担当者が丁寧に説明してくれますよ。

私も行ったことがありますが、どうしてもひとつひとつをじっくり見てしまい、一日に多くの会社は回れませんので、そこは注意しましょう。

設計事務所/工務店を探すには

地元の情報を集める:工務店や設計事務所は、ある程度地域やエリアに紐づいているところが多いです。インターネットの地域名と掛け合わせて工務店や設計事務所を探してみましょう。また、知り合いや友人で注文住宅を建てた人がいるのであれば、その方に聞いてみるのも一つの方法です。地元で評判の良い工務店や設計事務所は、口コミでの情報がとても価値があります。

SNS:最近は設計事務所や工務店もSNSで情報発信しているところが増えています。中でもInstagramやhouzzなどはたくさんの写真を無料で見ることができる良い情報源です。素敵な家を見つけたら、その家を設計した事務所に直接コンタクトを取るのも一つの手ですよ。

イベント:建築家展というイベントをご存知でしょうか?様々な設計事務所が一同に会するイベントで、事例を見ることができる他、各種セミナーへ参加できたり、検討中の土地やプランがあるようでしたら直接建築家に相談できるチャンスもあります。不定期開催ですので、ぜひ「建築家展」で検索してみて下さい。

専門家に相談できる無料サービスも

ここまで読んでみたけど結局ハウスメーカーがいいのか、設計事務所や工務店がいいのか、よくわからない…という方や、他に選択肢はないの?と思う方には、無料で専門的な知識をもった人に相談できるサービスもありますので、探してみましょう。

おわりに:あなたの理想の家づくりを実現する最初の一歩

注文住宅を建てる過程は、一生の思い出になりますよね。ハウスメーカー、工務店、設計事務所それぞれのメリット・デメリットを理解し、あなたにぴったりのパートナー選びをしてください。夢の家づくり、一緒に頑張りましょう!

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