自分で作る間取りシリーズです。
当初はステップに沿ってひとつづつ記事をあげていこうかなと思っていたのですが、何事も最初に全体像があった方がいいよね、ということで、今回は間取りを自作する手順をまとめました。
今後ひとつひとつ深堀りしていきますのでお楽しみに!
間取り自作のステップ
間取り自作のステップをまとめます。
- 間取りを自作する目的の整理
- 必要なツール/道具をそろえる
- 土地の候補を見つける
- 敷地を読む
- 自分の必要要件を確認する
- 敷地と方位を転記する
- 計画可能な最大面積を確認する
- 各間取りパーツの大きさの目安と最小値を把握する
- 庭と車庫の位置を決める
- リビングの位置を決める
- 玄関と階段の位置を仮置きする
- 必要な各部屋の位置を仮置きする
- 全体調整する
- 畳数と面積を確認する
- 全体調整する
- 納得いくまで9~15を繰り返す
- 清書する
1.間取りを自作する目的や使い方の整理
間取り作成を始める前に、まずは間取りを自作する目的を整理するのがおすすめです。
なんのために、どんなレベル感で間取りを作るのか、そして作った間取りをどう使うのか、を整理しておきましょう。
当たり前ですが、設計者のように魅力的な間取りがすぐに作れるようになる訳ではありません。筆者がおすすめする自作間取りの使い方は以下の記事で確認してください。
2.必要なツール/道具をそろえる
まだ間取り作成には入りません。必要なツールや道具をそろえます。
普通の方眼紙で間取りを自作するのは無謀です。
3.土地の候補を見つける
そろそろ間取り作成に、いや、まだまだ間取り作成には入りません…。
土地の候補を見つけておきましょう。敷地がないと間取りは作成できません。
とりあえず間取りの作り方だけ知りたい方は、SUUMOなどのポータルサイトで良さげな土地を選んでみてください。測量図が載っていたり、各敷地境界の長さが記載されている土地を選んでください。
4.敷地を読む
間取りの作成の最初の手順は敷地を「読む」作業からです。
専門家のように難解で抽象的な作業をする必要はありません。シンプルに最低限の作業でいきましょう。
5.自分の必要要件を確認する
間取りに対する自分の要望を確認します。
部屋の数や広さ、予算、敷地条件などから、どんな規模感の間取りを作成するのかを決める作業です。
6.敷地と方位を転記する
自分が選んだ敷地の形(1/100の縮尺)と方位を、間取り用方眼紙に転記します。
はい、いきなりめちゃくちゃ具体的で地味な作業ですね…。
ですがここをある程度正確にやっておかないと、現実味のない空想プランができあがってしまいます。
普通の方眼紙で間取りを作成しようとすると、縮尺が合わずにこの作業ができないので、実際には成立しないプランになってしまいます。
7.計画可能な最大面積を確認する
文字通り、自分が選んだ土地に計画できる最大の床面積を確認します。
自分の要望を整理する中で、必要な面積も決まっていると思いますが、それはそれとして最大の床面積を把握しましょう。
小さな間取りを大きく増やすより、大きい間取りを必要な面積まで削っていく方が、プランが崩れません。
8.各間取りパーツの大きさの目安と最小値を把握する
基本的なパーツがありますので、大きさの目安と最小の大きさを把握しておきましょう。
間取り作成にはどうしてもパズルの要素もあると思っています。
9.庭と車庫の位置を決める
さて、ここからいよいよ建物の間取り計画を考えていきますが、まずは庭と車庫の位置を決めます。
見落としがちですが、実は内部の計画よりも優先すべき項目なのです。
10.リビングの位置を仮置きする
内部の間取りで最も優先すべきリビングの位置を検討していきます。
11.玄関と階段の位置を仮置きする
間取りの効率を左右する玄関と階段の位置を検討していきます。
12.必要な各部屋の位置を仮置きする
その他の部屋の位置を仮置きしていきます。このあたりで自動的に廊下の配置も決まります。
13.全体調整する
仮置きした各部を微調整しながら、全体的に間取りの図を作っていきます。
単線プランと呼ばれたりします。
14.畳数と面積を確認する
ここで全体の畳数と面積を確認しておきましょう。
15.全体調整する
自分の要望にあわせて面積などを調整します。
16.納得いくまで9~15を繰り返す
自分がこれ、と思うまで、間取りを調整します。
17.清書する
単線プランが出来上がったら最後に清書して終了です。
まとめ
ここまで、間取り自作のステップと全体像をまとめました。全部並べてみたら17ステップ。
いやー中々先が長いですね。
それぞれの詳細記事も今後少しずつ書いていきますので、お楽しみに!
コメント