家づくりで間取りを自分で作るのはアリ?ナシ?
注文住宅の計画で重要な間取り作成。自分で理想の間取りを作りたくなる方も多いのでは。
自分で作った間取りをベースにして家を建ててもらうことは可能なのでしょうか?
そもそも素人がプランを作れるのでしょうか?
インターネットで調べてみると、自作の間取りについては否定的な意見が多いようです。
- 素人が作った間取りは理想だけを詰め込んで現実的じゃない
- 構造を考慮していないので成り立たない
- 設計者がその間取りに引っ張られて、いい提案がなされない
などが主な理由になっているようです。
ただ、私の意見としては、間取りを自分で作るのはアリだと思っています。
ただし、目的は明確にする必要があります。
最初の一歩としては下記のようなサイトで、様々な注文住宅会社に、あなたの要望や希望に基づいて間取りを作ってもらうのもいいかもしれません。
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自作の間取りはアリ!だけど夢は見過ぎないで!
大前提として、自分で作った間取りが、自分にとっての「理想の間取り」になる!という夢のような話はない、と認識しましょう。
それがすぐできるのであれば、設計者は商売上がったりです…。
自分で間取りを作る場合、目指すのは「普通の間取り」です。
では普通の間取りを自分で作ることにどんな意味があるのでしょうか。
間取りを自作する意味
私は間取りを自作する意味、つまりメリットは以下の3点だと思います。
1.間取りに関する建築的な知識が増える
理想の間取りを作ることが無理だとしても、ある程度成立するような間取りが作成できるようになるまでに、様々な建築的な知識が身につきます。
2.要望の優先順位が決まる
自分で間取りを作ってみると、全ての希望を叶えることは難しい、ということに気づきます。これは設計者が間取りを作る時も同じかもしれません。自分が実現したいことの優先順位をつけ、重要なものから取り入れていくことが現実的です。
3.良し悪しの判断ができる
間取りについて詳しくなることで、提案された間取りの良し悪しの判断がつきやすくなります。
まとめ:間取りを自作するときはその目的を明確に
私は自分で間取りを作ることはアリ、というスタンスですが、自分が住むための理想の間取りを作るのではなく、前述の3つのメリットが得られる、ということを目的にするのがいいと思います。
自分で作るのは「理想の間取り」ではなく「普通の間取り」
繰り返しますが自分で間取りを作る場合、目指すのは「普通の間取り」です。
言い換えれば50点〜60点の間取りを作ると思って下さい。
最初の一歩としては下記のようなサイトで、様々な注文住宅会社に、あなたの要望や希望に基づいて間取りを作ってもらうのもいいかもしれません。
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自作した間取りの効果的な使い方
いきなり設計者に見せるのはやめよう
間取りが完成したら設計者に見せたくなりそうですが、いきなり見せるのはやめた方が無難です。
まずはきちんと設計者から提案を受けましょう。
恐らく間取りを作る過程で自分の要望は整理されているはずですので、それを言葉や文章で伝えればOKです。
判断の基準にする
そして設計者から間取りの提案をもらったら、自分の作った間取りと比べてみましょう。
その上で気になる点や質問があれば、設計者に伝えてみて下さい。
タイミングがなければ、間取り図自体は最後まで見せる機会はないかもしれませんが、それでもいいと思います。
間取りの作り方を解説!
それではいよいよ間取りの作り方について解説していきます。
と言いたいところですが、きちんと説明するために、これから少しずつ記事を書いていきます。
この記事で全てがわかると思っていた方、すみません…。
ただ、これだけは言えます。
それはこれから目指す50点の間取りだとしてもです。
読む時間はかかるかもしれませんが、多くの人がきちんと間取りを作れるように考えて書きますので、楽しみにしていて下さい。
※狭小3階建は対象外
なお、狭小3階建は当面の間対象外ですので、ご注意ください。
ある程度の広さの2階建とは間取りの作り方が違いすぎるので、一緒くたにできません…。
2階建の間取り記事が終わって、今後要望があれば、書いていきたいと思います!
それではお楽しみに!
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